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保険診療(皮膚科、形成外科)

◎ヤケド(熱傷)、低温熱傷

熱傷の治療はキズの深さと範囲(広さ)、部位によって異なります。深ければ治るまでに時間がかかり、また傷跡になる可能性もあります。ヤケドした場合、すぐに10~20分ほど冷水で患部を冷やしてから来院してください。冷やすことで、皮膚のダメージが周囲や深部に広がるのを防ぎます。治療は軟膏を患部に塗って治していく方法が一般的です。

 また冬場に多いのが「低温熱傷」と呼ばれるヤケドです。湯たんぽや電気毛布、ホットカーペットに長時間接触して生じる熱傷のことです。天ぷら油や熱湯とは異なり、低い温度(45℃前後)で長時間接触することで深くまで皮膚がダメージを受けるのです。また深くまでダメージを受けることで、知覚神経(皮膚表面にある触ったり痛みを感じる神経)も障害されます。このため患部の痛みを感じず、患者様がヤケドに気づくのも遅れがちです。低温熱傷は一般的なヤケドと異なり、治るまでどうしても時間がかかりやすく(1-2カ月)傷跡が残ってしまいます。また植皮術(自分の皮膚を患部に移植する手術)が必要になるケースがあります。

 

◎すり傷、切り傷、打撲

お顔や手足のすり傷・切り傷の場合、すぐにクリニックまでご連絡ください。特に傷跡が目立つお顔のキズは形成外科の専門分野になります。当院では縫合処置を必要とする初期治療から傷跡のフォローアップまで責任をもって行います。出血のあるキズは、清潔なガーゼやタオル等患部を抑えていただくと10分ほどで止血されます。また手足のキズはなるべく心臓の高さより患部を上にして、安静にしてください。縫合が必要な切り傷(開いたキズ、深いキズ)は、受傷されてから時間を空けずにお越しください。(半日以上開けてしまうと、キズの内部で細菌が繁殖を始めてしまうため縫合処置ができなくなる可能性があります。)

 

◎傷跡のご相談

「 以前のケガやヤケドによるキズが目立つ」「キズが引きつって指や肘などの関節が伸ばしづらい」等のご相談があればお越しください。傷跡の状態や、治療方法によっては保険診療で対応できるものもございます。

 

◎ニキビ(吹き出物、尋常性ざ瘡) 

当院で力を入れている治療がニキビ治療です。ニキビと聞くと10代~20代の油っぽいお肌を想像するかもしれませんが、実は年齢に関係なくニキビは生じます。ニキビは症状や年齢でいくつかのタイプに分けられますが、その代表例が思春期ニキビ大人ニキビです。思春期ニキビは皮脂腺の集まるTゾーン(額や鼻周り)に集中し、男性ホルモンの影響によると言われています。油っぽいお肌が特徴的です。治療は抗生剤やお肌の代謝を促進して皮脂の分泌を抑える塗り薬を用います。また必要に応じて赤く腫れたニキビは、針を刺して中身の膿を排出させます(圧出)。対して大人ニキビは、お肌の乾燥や女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンや日常のストレスが影響しています。出来る部位も口周りやフェイスラインが特徴的で、生理前に悪化する傾向にあります。治療は抗生剤の塗り薬の他に保湿剤も併用していただきます。

ニキビで悩んでいる患者様は非常に多く、なかには保険診療のみでは改善が難しいニキビもあります。ニキビはその症状やできる部位、年齢に応じた治療が必要になります。当院では患者様の症状や希望にあわせて、保険診療と自費診療のそれぞれの強みを生かしながら治療をご提案していきます。

 →ニキビ・肌質改善(自費診療)

 

◎帯状疱疹、ヘルペス

年齢とともに身体の免疫力も低下しますし、無理が効かなくなります。帯状疱疹は幼少時に感染した「水ぼうそう」のウイルスが神経節に潜んでいて、体調を崩した際や疲れが溜まっているときに発症する病気です。他の湿疹と異なる点は、直径2-3mmの細かい水泡が集まって帯状に出現し、右側なら右側のみに分布します(体の真ん中を超えて両側に水泡が出現することはありません。)。また「かゆみ」よりも「痛み(ピリピリした電気が走るような痛み、腰であれば腰痛、お顔や頭であれば頭痛といった感じ)」を訴えられることが多い点です。帯状疱疹は①症状が出てからなるべく早く抗ウィルス薬を内服すること。②症状が出ているときは極力安静にして無理をしないこと。が重要です。あまり時間をおいてしまうと、先ほど述べた「痛み」だけがこれから先も残る可能性が高くなるからです。疑わしい症状がある場合はすぐにお越しください。

 

◎巻き爪・粉瘤(大きいオデキ)の化膿

巻き爪が原因で爪の横が化膿したり、肉芽と言って爪の横に赤いお肉のような組織が生じる場合があります。爪の切り方や消毒と塗り薬で経過を診ていきますが、巻き爪の手術が必要な場合もあります。元々あった皮膚のシコリ(粉瘤)が化膿した場合、抗生剤の飲み薬で治療をします。ただし炎症が強い場合はすぐに皮膚表面を切開して、中に溜まった膿を排出させます。

 

◎トゲなどの異物

◎動物咬創、虫刺され

◎湿疹、かぶれ(接触性皮膚炎)

◎水虫(足の白癬、爪白癬)

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